似ている言葉に、正攻法と成功法があります。
この違いとは何か、意味や使い方を例文も交えて解説していきます。
正攻法の意味とは?
正攻法とは、漢字の意味どおり正しく攻める方法です。
スポーツであれ、勉強であれ、多くの先人たちが「どうすれば攻略できるか……」と考え続けています。
こうした知識をもとに、攻略のセオリーとは作られていきます。
そのため、正攻法とは基本に忠実なマニュアルであるともいえるでしょう。
誰が知っても正しく攻めることができなければ、正攻法とは呼べないのです。
成功法の意味とは?
実は、成功法という言葉は辞典には掲載されていません。
ただ、字を読めば意味はすぐに分かりますね。
成功法とは、成功するための方法です。
成功とは、結果を出してこそ評価されるものです。
なので、結果が伴わないものは成功法とは呼べないでしょう。
また、やり方は成功者の数だけ存在するため、成功法には明確なルールがないことも特徴といえそうです。
正攻法と成功法の違いは?
正攻法と成功法は、一見すると同じ意味に感じるかもしれません。
しかし、それぞれの意味を理解すれば、性質がまったく異なることが分かります。
正攻法はマニュアルであり、成功法は裏ワザと表現することができるでしょう。
正攻法は基礎に忠実であるため、学ぶことで誰もが一定の成果を得ることができます。
一方、成功法は個人が考えた抜け道であるため、人によってはやり方が合う合わないといった問題が出てくるかもしれませんね。
正攻法と成功法の使い方を例文で解説
正攻法と成功法の使い方を例文で解説していきます。
今回は穴埋めで紹介しますので、どちらが正しいのかを考えてみましょう。
例文
僕はFXで月200万稼いでいます。
FXで稼ぐのは難しいことではなく、コツさえ掴めば翌月から10万円は稼げると思います。
もし、FXで稼ぐことに興味があるなら、僕の〇〇法を今から解説します。
さて、この例文ではどちらの使い方が当てはまるでしょうか?
正解は成功法です。
もちろん、FXにも稼ぐためのセオリーはありますので、正攻法と表記しても違和感はないかもしれません。
しかし、FXとは投資であり、必ず儲かるビジネスではありません。
そう考えると、正しく攻められる方法があるとは言えないでしょう。
例文
老舗の学習塾では、勉強の〇〇法を教えてもらえるそうだ。
学習塾では、毎年たくさんの生徒に勉強を教えています。
そのたびに、「子供にはどう教えたら良いのか?」を考え、試行錯誤しています。
そうして培った知識をもとに、指導しているのです。
こういった場合なら、正攻法と使っても問題ないでしょう。
まとめ
正攻法と正攻法の違いは、マニュアルか裏ワザかの違いです。
正攻法は正しく攻める方法であり、成功法は個人が考えた抜け道を意味するからです。
文章に使うときは、これらの意味をよく理解して使い分けましょう。