『文章』と『文面』は似たような言葉ですが、意味が異なります。

 

『文章』と『文面』の違いは何か、意味と使い方を紹介します。

 

文章とは?

文章とは、文の連なりによって意味や感情を表現するものです。

 

そのことについては、こちらの記事で詳しく解説しています▼

文章と文書の違い

 

文面の意味と使い方とは?

文面も文章と似ていますが、その意味は少し違います。

 

文面とは、手紙などに書き記された事柄や趣意を指す言葉です。

 

つまり、文章の内容ともいえるでしょう。ここに文章と文面の大きな違いがあります。

 

文章とは文字そのものを指し、文面は文章が書かれた媒体も含んで表現している言葉なのです。

 

よって、文面の使い方はすでに書かれている文章の内容に触れるときになります。

 

それ以外は、文章の単語で事足ります。

 

書面と文面の違い

実は、文面の他に書面という言葉もあります。

 

こちらは、文書や手紙に書かれた文字のことです。

 

つまり、ほぼ文面と同じ意味ですね。類語、言い回しに含めることができます。

 

ただし、書面は『書』という言葉が入っているため、あくまで書類に書かれた文章でなければなりません。

 

一方、文面は文章の内容を意味しますので、その媒体が電子メールでも問題なく使うことができます。

 

この点こそ、書面と文面の違いといえるでしょう。

 

文章と文面の違いを例文で解説

では、実際に例文を使って、文章と文面の違いを解説していきます。

 

どちらの言葉が当てはまるのか、考えていきましょう。

 

 

例文

「この原稿用紙に〇〇を書き加えておいてくれ」

 

 

日常生活ではあまり聞きなれない言葉ですが、そのおかげで〇〇に何が入るのか分かるはずです。

 

例文

「この原稿用紙に文章を書き加えておいてくれ」

 

 

ここではシンプルに文章で良いです。まだ書かれていない原稿用紙では文面が判断できませんので、文章しか入れることはできないのです。

 

 

例文

「〇〇から察するに、この人は命を断とうとしている」

 

 

刑事ドラマに登場しそうな台詞ですが、この例文ではどちらの言葉が入るでしょうか?

 

 

例文

「文面から察するに、この人は命を断とうとしている」

 

 

答えは文面です。文章でも意味は通じるのですが、この話者は文章の意味を読み解こうとしているので、ここでは文面のほうが適切といえるでしょう。

 

まとめ

文章も文面も近しい意味を持ちますが、文面は文章の内容を指す言葉です。

 

そのため、書かれた文章についてのみ使うことができます。

 

また、文面と似た言葉に書面という類語があります。

 

こちらもほぼ同じ意味となりますが、書面の場合は文書に書かれている文字しか指すことはできません。

 

その点、文面のほうは媒体を問わず使うことができるため、広い意味で利用することができるのです。