句読点『、』『。』は学校でも習いますが、感覚でつけている方も多いと思います。
それぐらい、現在の日本語には当たり前の存在となっています。
しかし、句読点をつけない文章を見かけることがあります。
文章の中で句読点をつけないのは失礼なのでしょうか?
また、句読点をつけない人の心理についても解説していきます。
句読点をつけないのは失礼?つけない理由とは?
日常的に句読点をつけている人からすれば、句読点をつけない文章を見ると違和感を覚えますよね。
しかし、文章に句読点をつけない理由は単純です。つけなくても日本語として成立するからです。
句読点とは、あくまで文章を見やすくする文法の一つにすぎません。
文章を見やすくする他の文法を用いているのなら、なんの問題もないのです。
文章を見やすくする他の文法については、こちらをご覧ください▼
文章を強調するなら記号や『かっこ』を入れるとデザインなしでも読みやすくなる
つまり、句読点をつけないと失礼にあたるといったことはありません。
むしろ、句読点をつけないほうが良いとされる文章もあるのです。
例えば、冠婚葬祭などの厳粛な文章では句読点をほとんど使いません。(使っていけないわけではない)
結婚式のような幸せごとは、いつまでも続いて欲しいので、『終わり(区切り)』を意味する句読点をあえて外して書くのが一般的となっています。
このように、書く文章によっても句読点の是非が問われるのです。
ところが、厳粛な文章とは関係なく、日常的に句読点をつけない人もいます。
そのことについて、詳しく紹介します。
句読点をつけない人の心理とは?
例えば、手紙に句読点をつけない人がいます。
メールやLINEの返信にも、句読点をつけない人がいますね。
つける人のほうが多いため、そういった文章を目の当たりにすると「あれ、この人の文章って変だな?」と思ってしまうようです。
その疑問をネット検索してみると、『病気』といった単語が出てくるため、「この人は何らかの病気なのでは?」と解釈してしまう方もいるみたいです。
ですが、すべての人がそうではありません。
句読点をつけない心理とは、別の理由から成り立つと言われています。
そのことについては、『分かち書き』の記事で解説しています▼
句読点のつけ方を学べるオススメの書籍
句読点のつけ方を学びたいなら、『句読点、記号・符号活用辞典。』の書籍がオススメです。
用例が多岐にわたっており、句読点のつけ方を正しく理解することができます。
まとめ
句読点をつけないことは、失礼ではありません。
むしろ、昔の日本で句読点は使われていませんでした。
文章を読みやすくするために考案された文法であるため、必ずしも句読点がなければいけないというわけではないのです。
しかし、現代人には句読点がついた文章のほうが読みやすいので、句読点の正しいつけ方は覚えておくと良いでしょう。
句読点については、この記事でも紹介しています▼
記事有難うございます。失礼ではないと思うべきと分かりました。でも正直読み辛いメールを仕事場で優先的に読む気にはなるかは別の話で。知りあいなら兎も角職場ではない話だと思います。
daisyさん、返信ありがとうございます。
確かにそうですね。仕事では作業効率を優先すべきなので、見やすい文章のほうが好ましいと思います。