本や教科書を読んでいるとき、こんな経験はないでしょうか?

 

「文章が頭に入らない」「文章を読むことに集中できない」「教科書を読んでも知識が入ってこない」「読書をしても頭に残らない」……といった具合です。

 

このような状況が続くと、「もしかして、病気なのでは?」と不安になる方も多いようです。

 

確かに、こういった症状は病気の前触れの可能性もあります。

 

しかし、他にも根本的な原因もあるのです。

 

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文章が頭に入らない(読み手の問題)

受験のために教科書を読んでいるとき、資格を取得するために教材を読んでいるとき、「文章が頭に入らない」といった状況は、誰にでもあるはずです。

 

ただ、人によって原因が異なります。場合によっては、病気を疑う必要があるかもしれません。

 

一つずつ原因をあげていきますので、自分の状況と照らし合わせていきましょう。

 

ディスレクシア(失読症)

ディスレクシア(失読症)は、人口の10%前後にいるとされる発達性読み書き障害です。男性のほうが若干多いともいわれています。

 

これは、脳の情報処理が通常の人とは異なっていることで起きると考えられています。

 

頭の中で文字の処理がうまく行えず、単語を理解するのに時間がかかってしまいます

 

例えば、『鬱』と『うつ』を同じ言葉だと認識できないといった症状もこれに該当します。

 

ただ、これは学習によって克服できるケースと酷似しているため、学習障害と理解されない場合がほとんどのようです。

 

しかし、重い症状だと文字が歪んで見える場合もあります。

 

とはいえ、ディスレクシアは文章だけに起こるもので、その他の日常生活にはなんら支障はありません。

 

有名人だと、トム・クルーズもディスレクシアであるため、活躍の場が著しく制限されることは少ないようです。

 

ディスレクシアは遺伝でなりやすいとも言われているので、多くの人が悩む「文章が頭に入らない」の原因にはなりづらい症状かもしれません。

 

鬱は、自分が気づかないうちに症状が出てしまうため、原因の特定が難しいです。

 

日々のプレッシャーやストレスが重なると、人によって様々な症状に苦しむことになります。

 

それが集中力や記憶力の低下に繋がってしまうと、「文章が頭に入らない」原因になりかねません。

 

実は、受験生も鬱になるケースがあります。周りからのプレッシャーや結果を出さなければいけないストレスが原因で、自分を追い込みすぎるからです。

 

一番よい治療法は、今の現状を理解してくれる相手がいることです。自分ではなかなか気づけないので、家族がその鬱に気づくことが重要です。

 

今、抱えている悩みから引き離し、リラックスすることが大切です。詳しい治療法は症状によって異なるため、医師に相談すると良いでしょう。

 

睡眠不足

「文章が頭に入らない」原因は、病気だけではありません。

 

寝不足もまた、集中力の低下に繋がります。

 

徹夜で勉強しても頭に入ってこないのは、そのためです。

 

しっかりとした睡眠をとることが集中力を高め、記憶力に繋がります。

 

知識不足、理解不足

多くの方は、知識不足、理解不足が原因です。

 

「文章が頭に入らない」というよりは、理解しようとしていないのが原因である可能性が高いのです。

 

知識を学ぶことは必ずしも楽しいことばかりではないので、興味が持てないのも仕方がないことではあります。

 

ただ、これは学習の質を高めることですぐに改善することができます。

 

文字が頭に入らないのなら、イメージを膨らませれば良いだけです。つまり、絵を描いて覚えるのです。

 

覚えたい文章を絵にしてみると、右脳でも情報を処理できるようになります。

 

そのため、左脳と右脳で知識をつけることができ、記憶力を高めることができるのです。

 

文章が頭に入ってこない(書き手の問題)

病気の問題から学習の問題まで紹介しましたが、いずれも当てはまらない場合があります。

 

この場合、「文章が頭に入らない」ではなく、「文章が頭に入ってこない」可能性も考慮したほうが良いです。

 

つまり、そもそも書かれている文章がチンプンカンプンということです。

 

日本語は、単語を繋げれば意味にはなりますが、文章として構成するのなら読みやすい表現や順番というものがあります。

 

残念ながら、上司が作成した報告書、教師がまとめたプリントが必ずしも読みやすい文章かどうかは疑問視されてしまいます。

 

なんと、出版されている小説であっても、読み手に配慮されていない身勝手な文章が多く見受けられるような時代です。

 

これは、自主出版、協同出版から有名になった書籍ほど起こりやすいです。

 

なので、「文章が頭に入らないのは病気かも」と思い悩むより、「この文章は読みづらいから頭に入らないんだ」と捉えたほうが、心の病気にはなりにくいかもしれませんね。

 

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まとめ

もちろん、初めから書き手の文章力を疑うのは失礼です。

 

まずは、その文章を理解する努力をしてみます。文章を絵にすると、内容をイメージしやすくなります。

 

そういった工夫をしても、一向に「文章が頭に入らない」ときは、最寄りの病院に相談してみると良いでしょう。

 

それでも解決しないときは、その文章の書き方がおかしいと捉えるべきといえるでしょう。

 

実際にそうでなくても、自分を追い込んで「物覚えが悪いのは自分のせいだ」と責めて病気になってしまうより、よっぽど前向きな解釈だと思います。

 

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