文章は、文のつながりからできています。
前後の文のつながりを意識することで、文章はグッと読みやすくなります。
前後のつながりを意識する
伝えたいことを書き綴るだけでは、相手には伝わりません。それは、単なる箇条書きです。
前後のつながりを意識するだけで、文章は読みやすくなります。
例文
僕は買い物に出かけた。
セールのお肉を買った。
お金が足りなかった。
店員のお姉さんがおまけしてくれた。
セールで安くなっているお肉をおまけしてもらう神経を疑いますが、問題はそれよりも前後のつながりです。
文章の流れだけを見れば、なんとなく意味は通じますが、やはり読みづらいですね。
例文
今日はお肉の特売日だったので、僕はスーパーを訪れた。
しかし、慌てて家を飛び出したので、財布を持っていなかった。
ポケットに入っていた百円で交渉してみると、レジのお姉さんはサービス券を渡さない代わりに消費税をおまけしてくれた。
前後のつながりを意識しただけで、グッと読みやすい文章になったと思います。
文とは、それぞれの行で完結すればいいと思いがちですが、全体を通して意味が通じなければ読みづらいのです。
章ごとのつながりも意識する
レポートでも小説でも同じことですが、長文になると章ごとに区切る必要があります。
実は、章ごとの繋がりも意識して書かなければなりません。
もちろん、章ごとに文章を完結させる必要はあります。ですが、意味がまったく異なる内容を書いてはいけません。
例えば、トマトに関するレポートを書いているのに、第2章でレタスの研究について説明すると読み手は面食らいます。
どうしてもレタスの内容を書きたいのなら、トマトの題材に関連する要素をしっかりと説明してから書き出さなければいけません。
接続詞のつながり
つながりは、文章の前後だけを意識すればいいわけではありません。
一行の文にも、つながりを意識する必要があります。
例文
明日も仕事だ。しかし、今日は徹夜で新作のゲームを楽しもう。
接続詞は、前後の文をつなげることができます。
ですが、適切な接続詞を使わなければ文章の流れを悪くします。
この例文でも意味は通じますが、『しかし』だと文の流れが悪くなっていますね。
例文
明日も仕事だが、今日は徹夜で新作のゲームを楽しもう。
接続詞を『だが』に変えたことで、スムーズに読めるようになったと思います。
どんな接続詞が適切なのか、色々と試すことも読みやすい文章を書くコツとなります。
文章のつながりが学べるオススメ書籍
文章のつながりのコツを学びたいなら、『接続詞の技術』の書籍がオススメです。
いざ文章を書き始めると、どの接続詞が適切なのか分からないものです。
『接続詞の技術』の書籍は、そういった悩みを解決することができます。
まとめ
つながりを意識するだけで、読みやすい文章が書けるようになります。
もちろん、そのためには適切な接続詞や言葉を知っている必要があります。
つまりは、語彙を増やすことが大切なのです。
どうして語彙を増やす必要があるのかは、こちらでも解説しています▼