文章で使われる『下段』も、実は様々な意味があります。

 

文章の中で用いられる『下段』の使い方や意味を解説します。

 

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『下段』の意味とは?

基本的な話にはなりますが、『下段』の読み方は『げだん』です。

 

『下段』とは、そのままの意味で使うなら『下の段』という意味です。

 

もし、三段の仕切りがつけられた棚があるとすれば、一番下の部分が『下段』となります。

 

文章の場合は、いくつかの区分に分けられているときに文末となる部分を指す言葉です。

 

 

例文

私は喉が渇いていた。

 

さっき、全力で走ったからだろう。

 

 

この例文の場合は、『さっき、全力で走ったからだろう』という部分が『下段』となります。

 

剣道で使われる『下段』

実は、『下段』の意味はこれだけではありません。

 

もう一つ、武器を手に持つ武術(剣道や槍術)でも『下段』という言葉が使われます。

 

この場合の『下段』は、型として表現されるものです。

 

刀を低く構える体勢を取ることで、相手の足を封じる戦術を行うことができます。

 

剣道の場合、相手から一本を取ることが目的となるため、『下段』の動きよりも、上から下に振り下ろすことができる『上段』の構えのほうが定石です。

 

ただし、真剣を使った命の取り合いでは、足を狙って動きを封じることも戦術の一つでした。

 

そのため、『下段』の構えも取り入れる必要があったのです。

 

文章における『下段』の使い方

さて、大事なのは文章における『下段』の使い方です。

 

文章の『下段』とは、言ってみればまとめの部分を指します。

 

『下段』の文章がしっかりとしていたら、まとまりのある文章に見えるのです。

 

 

例文

せせらぎが聞こえる森林を道なりに歩いていくと、入口の小さい洞穴が見えてきた。そこにたどり着くと、老人は僕のほうを振り返った。

 

「ここは、空爆から逃れるために身をひそめていた場所なんだよ」

 

老人はそう言った。

 

 

戦後に生まれた『僕』に対して、生き証人である『老人』が戦争の悲劇を物語るシーンですね。

 

そんな大事な場面で、『老人はそう言った』という文末はいかがなものでしょうか。

 

この『下段』をしっかりとまとめれば、文章全体が引き締まります。

 

 

例文

せせらぎが聞こえる森林を道なりに歩いていくと、入口の小さい洞穴が見えてきた。そこにたどり着くと、老人は僕のほうを振り返った。

 

「ここは、空爆から逃れるために身をひそめていた場所なんだよ」

 

あの頃の光景を思い出しているのか、老人は遠い目をしていた。

 

 

老人の心境を加えることで、『下段』の意味がまるで違ってくるのが分かると思います。

 

『下段』のまとまりこそ、文章を際立たせる工夫なのです。

 

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まとめ

『下段』は、広い意味では『下の段』を指す言葉です。

 

剣道の場合、『下段』は型を意味する言葉に変わります。

 

そして、文章における『下段』とは文末のことであり、文章構成では大切な部分となります。

 

『下段』がしっかりしているだけで、文章全体が引き締まった内容に見えてくるのです。

 

他にも、文章の骨組みと肉付けを理解することで、文章全体をまとめることができます▼

文章は骨組みと肉付けを考えて書けばまとまる

 

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