文章が思いつかないことは、誰にでもあることです。

 

しかし、だからといって「じゃあ、今日は文章を書かなくていいや」とはならないはずです。

 

感想や意見、レポートの提出、小説の文章が書けないといった原因の解決方法を紹介していきます。

 

文章が思いつかない原因とは?

まずは、文章が思いつかない主な原因を紹介していきます。

 

文章が思いつかない原因は、4つ考えられます。

 

理解不足

文章を書く上で大事なのは、どうして文章を書く必要があるのかを理解しなければなりません。

 

出されたお題を正しく理解しなければ、これからどんな文章を書けばいいのか分からないです。

 

ときには難解な問題もあるため、理解不足のままでは文章が思いつくはずがないのです。

 

『桃太郎に倒された鬼の気持ちはどんなものでしょうか?』と出題されたら、文章は鬼を主観に書く必要があります。

 

そのため、桃太郎のエピソードを鬼の視点で考えていきます。

 

その発想がなければ、この問いは思いつくことができないというわけです。

 

知識不足

ここは、多くの人が躓くポイントかもしれません。

 

知識不足は、文章が思いつかない最大の原因といえるでしょう。

 

『ハリーポッターの感想文を書きなさい』と出題されたら、ハリーポッターの作品を読む必要があります。

 

作品を読んでいなければ、どんな内容かも分かりませんので、感想を書くための文章が思いつくわけがないのです。

 

文章を書くためには、それに関する知識を増やさなければなりません。

 

語彙が足りない

たとえ知識があったとしても、どこか似たり寄ったりの文章しか書けない人があります。

 

その理由は、語彙が足りないからです。

 

文章を表現する言葉を知らなければ、書ける内容は限られてきます。

 

他人と差をつける文章を思いつきたいのなら、語彙を増やすことが大切なのです。

 

そもそも文章の書き方を知らない

これが1番の致命傷ですね。

 

そもそも、文章を構成する書き方を知らないのなら、文章が思いつくわけがありません。

 

最低でも、基本的な文章の書き方ぐらいはマスターしておきましょう。

 

文章の書き方はこちらで紹介しています▼

文章の書き方とは?

 

小説の文章が思いつかない場合の解決策

小説の文章が思いつかない場合の解決策を紹介します。

 

小説とは、物語を紡ぐことです。

 

まずは、どんな物語を表現したいのか、その世界観をしっかりと考えていきます。

 

骨組みができたら、いよいよ肉付けとなりますが、ここで文章が必要となるわけです。

 

同じ意味の内容を書いても、文章に使われている言葉が違うだけで、作品の印象は変わってきます。

 

 

例文

『僕たちは巡り合うことができた』

『運命の邂逅だった』

 

 

どちらも『出会い』を意味しますが、二つの例文を見比べると印象がまるで違うのが分かると思います。

 

大事なのは、その小説に合う文章を書くことです。

 

ストーリーが高校生の純愛なら、『運命の邂逅だった』は堅苦しいので除外すべきでしょう。

 

小説は、世界観に合った文章を思いつくことが大事なのです。

 

もし、そういった文章が思いつかないときは、世界観が似た小説を読みましょう。

 

たくさんの文章に触れることで、自分が表現したい文章に出会うことができます。

 

レポートの文章が思いつかない場合の解決策

レポートの文章が思いつかない場合の解決策を紹介します。

 

レポートとは、研究対象を相手に伝える文書です。

 

もし、レポートの文章が思いつかないのなら、2種類の原因が考えられます

 

『レポートの書き方が分からない』『レポートの研究対象について理解不足』の2種類です。

 

もっとも、多くの場合は『レポートの書き方が分からない』だと思います。

 

『研究の成果』は誰でも書けるのですが、他に何かを書いて良いのか思いつかないことが多いようです。

 

まず、レポートなので『それを研究する理由』『研究の過程』『研究の結果』は説明することになりますね。

 

自分の見解を交えるのも大事ですが、人の意見を引用してレポートの信憑性を引き立てる工夫も必要となるでしょう。

 

感想や意見の文章が思いつかない場合の解決策

感想や意見の文章が思いつかない場合の解決策を紹介します。

 

これはもう、対象となる内容の理解不足しか原因はないでしょう。

 

読書感想文を提出するなら、しっかりと読書して内容を把握しなければなりません。

 

何かについて意見を出すのなら、その問題の背景も理解する必要が出てきます。

 

理解を深めない限り、自分の考えは出てきません。むしろ、考えさえ浮かべば、あとはそれを文章にするだけで感想や意見が思いつくといえるでしょう。

 

まとめ

文章が思いつかない原因は4つあります。

 

『理解不足』『知識不足』『語彙が足りない』『そもそも文章の書き方を知らない』……これらを解決できれば、どんな文章でも書くことができます。

 

感想でも意見でもレポートでも小説でも、文章が思いつかない原因は共通しています。

 

大抵は『理解不足』と『知識不足』を克服すればどんな文章でも書けるようになるため、まずはこれらの解決に努めると良いでしょう。