『凄まじい』の使い方や意味、例文を紹介します。

 

『凄まじいストレス』『凄まじい努力』『凄まじい眠気』の意味も解説していきます。

 

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凄まじいの使い方や意味とは?

『凄まじい』とは、『恐ろしいぐらい激しい勢い、もしくはその様子』を意味する言葉です。

 

分かりやすくいえば、『ものすごい』と似た意味となります。

 

『凄まじい』を『様子』で表すと、『凄まじい形相』といった使い方をします。

 

ただ、現在は『勢い』のほうで使われることが多くなっています。

 

『台風の影響で川の流れが凄まじい』『凄まじい人気のアイドル』といった使い方のほうが、現在は馴染みがあるようです。

 

凄まじいストレスの意味とは?

『凄まじいストレス』とは、過度のストレスが短期間で襲いかかってくる状態を意味する言葉です。

 

ひと昔前は、官僚のような責任感のあるポジションに就いた人物が「凄まじいストレスを感じる仕事だ」という使い方をする言葉でした。

 

しかし、近年ではもっと広く使われるようになり、学生から社会人になった『社会人一年目』が使う言葉となっています。

 

慣れない職場環境や初めての接客など、学ぶことが多い『社会人一年目』はストレスを感じることも多いため、『凄まじいストレス』と表現するようです。

 

凄まじい努力の意味とは?

『凄まじい努力』とは、誰も真似できないような勢いで努力を重ねた状態を意味する言葉です。

 

よく使われるのは、『アスリートの練習』ですね。

 

学問とは違い、スポーツは能力が数値に出てくるわけではありません。

 

そのため、誰よりも努力した人間だけが上手くなることができるのです。

 

それを成し得るためには、誰も知らない『凄まじい努力』を行っているわけです。

 

もちろん、それぐらい頑張っている状態についても『凄まじい努力』を使うことはできます。

 

東大をしている受験生に『凄まじい努力』を使っても、間違いではないでしょう。

 

凄まじい眠気の意味とは?

『凄まじい眠気』とは、作業をすることができないぐらいの眠気が襲ってくる状態を意味する言葉です。

 

徹夜した次の日は、必ず『凄まじい眠気』に襲われることになるでしょう。

 

『凄まじい眠気』の対処方法は色々ありますが、健康を第一に考えるなら寝たほうが良いです。

 

むしろ、『凄まじい眠気』に襲われないように、毎日しっかりと睡眠を取るべきでしょう。

 

もちろん、仕事で仕方なく『凄まじい眠気』と戦わなければならないときは、ガムを噛むなどの対策を取るしかありません。

 

凄まじいの類語や言い換え、対義語

『凄まじい』の類語(言い換え)は、『ものすごい』『驚愕』『驚くべき』が近しい言い回しといえるでしょう。

 

『凄まじい』の類語として『無惨』『悲惨』などもありますが、こちらは『恐怖』の表現が強くなり、代わりに『勢い』という部分が欠けてしまいますので、言い換えで利用するときには注意しましょう。

 

さて、『凄まじい』の正確な対義語は、辞典では掲載されていないようです。

 

ただ、『勢い』がまったくない状態を表現した『仄々(ほのぼの)』という言葉があります。

 

あえて『凄まじい』の対義語を考えるのなら、『仄々』あたりが適切かもしれませんね。

 

凄まじいの例文

『凄まじい』の例文を解説します。

 

分かりやすい言葉なので例文は不要かもしれませんが、一通りの使い方を紹介していきます。

 

 

例文

滝の流れが凄まじく、五メートルも離れた橋の上で水しぶきを感じた。

 

 

自然の驚異こそ、本当の意味での『凄まじい』状態といえるかもしれませんね。

 

人間はそこからアイディアを思いつき、様々な文化を生み出したとされているからです。

 

 

例文

彼の功績は凄まじいものだ。次期社長候補に名前があがるのも無理はない。

 

 

人間の行動にも『凄まじい』を使うことができます。

 

ただし、努力を感じられない文章に『凄まじい』を使ってしまうと、内容が理解できなくなってしまうので注意しましょう。

 

続いての例文は、それを危惧するものとなります。

 

 

例文

僕は血の滲むような凄まじい努力をしたおかげで、テストで五点を獲得することができた。

 

百歩譲って『十点満点』のテストは聞いたことがありますが、『五点満点』は前例を知りません。

 

そのため、『五点』がどれぐらい偉業なことなのか、読み手にはまったく伝わらないのです。

 

『凄まじい』を文章に入れるのなら、相手でも分かりやすい『凄さ』を意識する必要があるといえるでしょう。

 

 

例文

凄まじくものすごい勢いで走った。

 

 

この例文はダメな文章となります。

 

何故かというと、『ものすごい』は『凄まじい』の類語に当たりますので、並べて書いてしまうと二重表現になるからです。

 

そもそも、『凄まじい』状態の『走る』がどれぐらいの『速さ』なのかも、いまいちピンとこないですね。

 

ここは『全力疾走した』のほうが、しっくりくる文章となるでしょう。

 

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まとめ

『凄まじい』とは、『恐ろしいぐらい激しい勢い、もしくはその様子』を意味する言葉です。

 

現代では、『凄まじいストレス』『凄まじい努力』『凄まじい眠気』といった使い方もされており、利便性の高い言葉となっています。

 

ただし、『凄まじい』状態が誰にでも伝わるように使わなければ、読み手の混乱を招いてしまうので気をつけたほうが良いです。

 

また、『凄まじい』は『ものすごい』『驚くべき』の類語となりますので覚えておきましょう。

 

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