途中まで作文を書いたはいいけど、「作文の終わり方が分からない」「どうやって文末を締めればいいの?」と思うことがあります。

 

どうやったら綺麗な終わり方ができるのか、例文を使って解説していきます。

 

コツは、意味を持たせることです。

 

作文の終わり方を例で解説

 

では、どうして作文の終わり方が分からないのでしょうか?

 

それは、終わりの文の意味を理解していないからです。

 

終わりに持っていく文章の役割が分かれば、あとはその意味が通じるように文章を終わらせるだけで済みます。

 

終わりの文の意味とは?

最初に答えをいってしまうと、作文の終わりとはまとめを意味します。

 

つまり、まとめを書くことで作文を綺麗に終わらせることができます。

 

ただし、まとめ方にも種類がありますので、作文の内容によって変えていきましょう。

 

総まとめで終わる書き方

一般的な終わり方は、総まとめで終わる書き方ですね。

 

例えば、おばあちゃんの家で過ごしていた内容を作文にするとします。

 

それなら、「おばあちゃんの優しさを改めて感じることができた一日でした」といった終わり方が綺麗ですね。

 

このように、作文の内容をまとめた文章で終えると、書き手が伝えたいものをストレートに伝えることができます。

 

最後に感想を添える書き方

作文の終わり方として、最後に感想を添える書き方があります。

 

例えば、父親の言動が理解できないことを作文で書いたとします。

 

その結びの文に「大人になったら、父親の言動を理解できる日が来るのかもしれません」と書いて終わらせるのです。

 

このような書き方をすると、内容に余韻を持たせることができるため、読み手に作文の意味を考えてもらいやすいです。

 

テーマの言葉を使って終わる書き方

テーマの言葉を使って終わらせる書き方もできます。

 

例えば、テーマが『ありがとう』だったとします。

 

そういった作文なら、「『ありがとう』という言葉の素晴らしさを実感することができました」と締めることができますね。

 

作文を評価する相手にテーマを理解していることをアピールできるため、学校の課題には効果的な終わり方といえるでしょう。

 

終わり方の例文

作文の終わり方の例文を紹介します。

 

テーマは『夏休み』です。

 

さきほど紹介した書き方で実践してみますので、自分の作文に合った例を参考にすると良いでしょう。

 

 

本文

夏休みの思い出で心に残っているのは、近くの公園で催された祭りです。

 

小学生の頃は、親と一緒に盆踊りで楽しみました。

 

中学生になると、友達と一緒に花火をしながら騒いでいたものです。

 

公園の祭りは、私にとっての夏の風物詩でした。

 

でも、その祭りが来年に催されることはありません。

 

だから、私は最後の祭りを楽しむために、家族や友人を誘って出かけました。

 

今年の夏は、私の人生の中で最高の思い出となりました。

 

祭りが終わったあとも、私の耳から盆踊りの音色が途切れることはありませんでした。

 

学生最後の夏休みは、私をまた一つ大人にしてくれました。

 

 

それぞれの終わり方を例文にすると、このようになります。

 

もちろん、これ以外の文末を考えても問題ありません。作文は自分の感想を書く文章だからです。

 

ぜひ、素敵な終わり方を考えてみてください。

 

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まとめ

作文の終わり方の例は、『総まとめで終わる書き方』『最後に感想を添える書き方』『テーマの言葉を使って終わる書き方』あたりが有名です。

 

ですが、これが必ずしも正解ではありません。作文は自分の感想や意見を書くわけですから、厳密なルールは存在しないからです。

 

その代わり、作文が評価されやすい書き方は存在します。なので、基本的な作文の書き方だけはしっかりと覚えておきましょう。

 

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