子供が作文の課題を与えられたとき、あなたは教えることができるでしょうか?
「作文の教え方が分からない」と思う方は、最も簡単な作成方法で教えると良いです。
1年生でも分かる作文の教え方を紹介します。
1年生でも分かる作文の教え方
作文の教え方が分からない方は、当然、相手の疑問に答えることができません。
なので、まずは作文に必要な知識を身につけなければいけません。
ですが、それを一から覚え直すのは大変だと思います。
だったら、普段書いている文章の書き方だけで作文を完成させればいいのです。
作文で最低限必要な知識は『書き出しは1マス空ける』『。は原稿用紙の上につけない』ぐらいなので、小難しいテクニックはもともと必要ありません。
子供に求める作文が『コンクールの受賞』レベルではなく、『課題をクリアする』レベルであれば、こちらのやり方を参考にすると良いでしょう。
テーマの決め方
まずは、テーマの決め方です。
与えられた課題にテーマが決まっているのなら、とくに考える必要はありません。
ですが、テーマを自由に決めることができる場合、何を書くべきかを考えなければなりません。
ここで大事なのは、難しいテーマは避けるということです。
難しいテーマとは、『実体験が少ないテーマ』『有名なテーマではない』ものです。
『実体験が少ないテーマ』は書く内容が乏しくなるので、こういったテーマは避けたほうがいいです。
『有名なテーマではない』とは、誰も書いたことがないテーマということです。
『ありがとう』や『感謝』、『夏休み』といったテーマの作文は有名ですので、インターネット検索すれば例文をチェックすることができます。
しかし、『有名なテーマではない』場合、例文をチェックすることができないため、ハードルが上がりやすいのです。
なので、テーマは有名なものから選ぶようにしましょう。
作文に書きたいことを箇条書きにする
作文とは、自分の意見や感想を書き綴る文章のことです。
そこで用いられる文章の表現方法が評価に結びつくわけですが、教える側にその知識がないと指導するのはなかなか難しいです。
なので、作文を成立させることだけを考えましょう。
作文はテーマについての意見や感想を、時系列に沿って語っていくのがポピュラーな書き方です。
つまり、まずは書きたいことを箇条書きにすると理解しやすいのです。
例えば、テーマが『夏休みの思い出』だった場合はこうなります。
- 海でキャンプをした
- 魚を釣った
- バーベキューをした
- キャンプは楽しかった
この調子で出来事を書き出し、必要字数に達するまでリスト化していきます。
1つのリストで40文字ぐらいは書けるはずなので、10項目あれば原稿用紙1枚分は埋めることができます。
それでも文章が埋まらないときは、こちらを参考にしてください▼
作文が埋まらない、字数が足りないときは?【内容を掘り下げる】
文法が合うように修正する
最後に、箇条書きしたリストを文法が合うように修正していきます。
文章の書き方なら分かると思いますので、あとはそれを教えるだけで大丈夫です。
では、さきほどの箇条書きを実際の文章に直してみます。
海でキャンプをした
今年の夏休みは、家族でキャンプにでかけました。底まで見える綺麗な海だったので、遠くからでも魚を確認することができます。
魚を釣った
お父さんに教わりながら、人生初体験の釣りをやってみました。釣り上げた魚が大きくてビックリしましたが、持ち上げたときの達成感は今でも忘れません。
バーベキューをした
その日の夜は、バーベキューをしました。お肉も美味しかったけど、自分で釣り上げた魚はそれ以上に美味しかったです。
キャンプは楽しかった
明日になるのがもったいないぐらい、楽しいキャンプでした。
このように、箇条書きの内容を膨らませる形で文章を書き、それを繋げていくだけで作文を完成させることができます。
ただ、注意しなければならないのは終わり方ですね。
変な終わり方だと、読み手は首を傾げてしまいますので、綺麗なまとめ方で終わるようにしましょう。
作文の終わり方の例は、こちらで紹介しています▼
作文の基本が分かるオススメの書籍
作文をうまく書けるようになりたいなら、『ちびまる子ちゃんの作文教室』がオススメです。
子供向けなので読みやすく、誰でも簡単に作文の基本が学べるようになります。
子供のために買ったはずが、親御さんのほうが先に読んでしまう面白さです。
まとめ
1年生でも分かる作文の教え方は、書く内容を箇条書きにさせることです。
あとは、文章の意味が通じるように繋げていくだけです。
ただし、内容を膨らませる必要はありますので、実体験があるテーマを選ぶようにしましょう。
嘘を書いたところで、作文では意味がありません▼
実際に起こったエピソードでなければ、その情景を文章にすることができないからです。
もっと作文を上達させたいのなら、この点に詳しくなる必要があるでしょう▼