作文を書いていると、「自分が思っていることを『かぎかっこ』を使って表現しても大丈夫なのか?」といった疑問が浮かぶと思います。
つまり、小説でよく見かける心の声ですね。あれをかっこで表現する手法は、作文でもできるのでしょうか?
作文は思ったことをかぎかっこで表現しても良い?
さて、『思ったこと』とは、どういった意味を持つ文章を指すのでしょうか?
『思ったこと』=『心の声』なのは間違いありませんが、言葉で説明してもピンとこない方もいることでしょう。
まずは例文を確認し、どういった文章が『思ったこと』を表現しているのか、ハッキリさせておきましょう。
例文
私は家族でピクニックに出かけました。
なだらかな丘を歌いながら歩いていきます。
「こんな時間がいつまでも続けばいい」
と思いました。
おそらく、こういった文章を『思ったこと』をかぎかっこで表現するというのでしょう。
「この文章で大丈夫なのだろうか?」と疑問に思ってしまうのは、『と思いました。』の部分を改行しなければならないからです。
作文は、「」(かぎかっこ)を使うときは改行する決まりとなっています。
そのため、例文のような書き方になってしまうわけです。
では、どうしてこういった書き方をしようと思ったのでしょうか?
小説のような『心の声』は不要
おそらく、小説に出てくる心の声を表現したかったのだと思います。
とくに、ライトノベルではよく使われる手法ですね。
例文
探偵は足を止め、踵を返した。
(もしかすると、あの人は嘘をついていたのでは?)
その答えは、現場にあるはずだ。
なるほど、こういった手法を使っている小説をよく目にしますね。だから、それを作文でも使いたいわけですね。
そう考えると、文法としては間違いではないといえるでしょう。
ただし、「作文に心の声が必要なのか?」と聞かれれば、答えはNOだといえます。
よく考えてみてください。作文とは、自分の意見や感想を綴る文章のことです。
つまり、作文そのものがあなたの心の声となります。
そんな作文の中で、心の声を書くためにわざわざ改行し、ご丁寧にかぎかっこまでつける必要があるでしょうか?
このことからも分かる通り、作文で思ったことを書きたいのなら、かぎかっこをつけずにそのまま書いてしまったほうが早いのです。
かぎかっこで表現するのは、会話だけにしておきましょう。
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まとめ
作文では、思ったことをかぎかっこで表現する必要はありません。
心の声は改行しなくても、そのまま書けば伝えることができるからです。
基本的な作文の書き方を覚えていれば、こういった疑問を晴らすことができます。
作文の書き方は、こちらで解説しています▼
アザス!
いさん、コメントありがとうございます。
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