テーマが『ありがとう』の作文の書き方を紹介します。
小学生、中学生、高校生に難易度を分けて解説していきます。
『ありがとう』作文の書き方(小学生)
大前提として、『ありがとう』で終わる作文を書く必要があります。まずは、そこを忘れてはいけませんね。
テーマが決まった作文を書く上での約束事となりますので、小学生だろうと理解しなければなりません。
なので、誰にありがとうを伝える作文を書くかを考えるところから始めましょう。
1番書きやすいのは、家族ですね。
家族なら、普段からお世話になっていますし、何より感謝を口にしづらい相手だからです。
面と向かって「ありがとう!」というのは、ちょっと恥ずかしいですよね。
だから、作文を発表する機会がちょうどいいわけです。これって、読む側の人間もグッとくるものです。
つまり、作文を評価する人間にも内容を伝えやすいということです。
こういったことを考慮すると、やはり家族を『ありがとう』の相手に選ぶのが良いのです。
あとは、その人物が普段してくれることを書き、それに対して『ありがとう』と締めるだけで作文は完成します。
『ありがとう』作文の書き方(中学生)
テーマに沿って『ありがとう』と伝える作文を書くのは、小学生でもできます。
中学生なら、もう少し突っ込んだ内容を加える必要がありますね。
作文は、ときに相手の立場になって物事を考えることも大事です。
例えば、夜遅くまで働いている親に対して、『ありがとう』の作文を書くとします。
小学生レベルだと、『毎日、遅くまで働いてくれてありがとう』で終わるはずです。しかし、中学生はこれではいけません。
そもそも、どうして夜遅くまで働いているのでしょうか?
それは、家庭のために働いているのです。つまり、自分のために働いてくれているわけですね。
しかし、そんな苦労は一言も口にしないはずです。その姿こそ、親が本当にすごいと思える部分であり、愛の形なのです。
そこを書き出し、親がどう思っているのかを表現することができれば、より『ありがとう』を伝えなければならない気持ちになるはずです。
ワンランク上の作文を書くのなら、自分のことだけでなく、相手の気持ちも書き入れる必要があります。
『ありがとう』作文の書き方(高校生)
高校生の『ありがとう』の作文の書き方は、独りよがりで終わってはいけません。
必ず、自身の成長を表現するようにしましょう。
『ありがとうを言ってもらった』の内容だけで作文を完結させるのではなく、今度は自分が『ありがとう』を言ってもらえる人物になることを表現すると良いです。
相手からもらった『ありがとう』をお返ししたり、違う誰かに『ありがとう』を向けられる人間になりたいことを書けばいいのです。
つまり、その『ありがとう』が未来に繋がっていくことを書き表すと見栄えの良い作文となります。
もちろん、言葉の使い方や表現方法も大切です。しかし、『ありがとう』に意味をもたらせる工夫を怠ってはいけません。
テーマが『ありがとう』なら、それを際立たせる内容を考えるべきなのです。
名詞や動詞を際立たせる重要性は、こちらで解説しています▼
【文章の書き方】名詞や動詞を際立たせて、形容詞、副詞をなくす
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まとめ
『ありがとう』がテーマの作文を書くなら、まずは『ありがとう』を伝える相手を見つけることです。
その人物に対する感謝が伝わる内容を書くことが、何よりも重要です。
その気持ちがなければ、どんな書き方をしても意味がありません。
まずは、その気持ちをどう文章にするのかを考えることが重要です。文章の長さは、そのあとからでも修正できます。
文章の長さについては、こちらが参考になると思います▼