読みやすい文章の書き方講座、第1回目の記事になります。

 

始めに説明した通り、上手な文章の書き方とは、正しい日本語で書かれた文章ではなく、誰もが読みやすい文章のことを言います。

 

その違いがピンとこない方は、こちらの記事からお読みください▼

文章の書き方を学ぶにあたって

 

目次

読みやすい文章の書き方講座 第1回『文末は「です」「ます」で統一する』
読みやすい文章の書き方講座 第2回『「ら」「い」抜きで書かない』
読みやすい文章の書き方講座 第3回『句点と読点の正しい打ち方』
読みやすい文章の書き方講座 第4回『5W1Hとは?順番や意味は?』
読みやすい文章の書き方講座 第5回『重複表現、二重表現がないかチェックする』
読みやすい文章の書き方講座 第6回『カタカナ表記にする言葉は外来語、効果音』
読みやすい文章の書き方講座 第7回『漢字は少なく「ひらがな」を主体にする』
読みやすい文章の書き方講座 第8回『段落の意味、つけ方を覚えて文章をまとめる』
読みやすい文章の書き方講座 第9回『名詞や動詞を際立たせて、形容詞、副詞をなくす』
読みやすい文章の書き方講座 最終回『推敲を繰り返すだけで文章は良くなる』

 

文章の文末は敬語で統一する

基本中の基本ですが、文末は「です」「ます」などの敬語で統一します。

 

理由は、誰が読んでも不愉快に思わないからです。

 

たとえば、文章の終わりに「これが、私が体験したすべてです。みなさんは、どう思いますか?」と投げかけられた場合、その内容を自分のこととして置き換え、考えを巡らす気になります。

 

ところが、これが急にタメ口で「どう思う?」と投げかけられても、「どの立ち位置だよ・・・」と返したくなります。

 

タメ語とは相手を不愉快にするばかりか、正当な評価さえ受けづらくする要因にもなってしまうのです。

 

文章の流れを悪くする

文末を揃えないことにより、文章の流れも悪くなります。

 

以下の例文をご覧ください。

 

「私は、早朝から公園に向かいました。ラジオ体操やりに。爽やかな気分になりました」

 

お気づきの通り、途中で読むスピードが落ちたと思います。

 

人間が文章を読むとき、それほど集中して読んでいるわけではありません。

 

なので、急にタメ語や若者言葉などが入っていると、誤字なのか読み間違えたのかを確認するため、視線が止まってしまうのです。

 

見覚えのない漢字に出くわした時と同じ理屈です。

 

1つだけならまだしも、これが文章の中に散りばめられていたら、読むだけで疲労困憊です。

 

結果、読みたくない文章となってしまうのです。

 

なので、例文を書き直すなら以下の通りになります。

 

「ラジオ体操は、私の日課となりました。『早起きは三文の徳』の意味を理解できたからです」

 

さきほどより、質の高い文章になったと思います。

 

主張したかった『早起き』『ラジオ体操』『実践効果』が含まれていながら、字数もほとんど変わりませんので、読み手に負担をかけることもありません。

 

長文になりがちな部分を短くする方法は、後で説明します。

 

敬語を使わなくても良い文章

『相手を不愉快にしない』『文章の流れを悪くしない』という理由で、文末を敬語で統一することを説明をしました。

 

ただ、求められる文章によっては、敬語を使用しないほうがよい場面もあります。

 

それは、雑誌などのコラムです。

 

コラムとは、短い記事のことです。

 

コラムを書く時は、与えられた字数内で書き上げなければなりません。

 

なので、字数が増える敬語ではなく、タメ語を使用します。

 

さきほどとは真逆ですが、コラムの場合はデメリットとはなりません。

 

タメ語で統一しているため、文章の流れが悪くなる心配がないからです。

 

また、不愉快に思われることもありません。

 

不思議に思った方は、お近くの新聞紙を開いてください。タメ語で書かれた文章を見ても、イラッとすることはないと思います。

 

事実を求める時、人間は余分な情報を必要としないからです。

 

そもそも、事実を記す時に感情を入れてはいけません。

 

感情を入れてしまうと、読み手の同情や嫌悪を煽ってしまいます。

 

結果、事実がなんなのか分からなくなってしまうのです。

 

新聞の記事は、事実を正しく説明することが目的です。

 

なので、感情が入りやすい敬語を使用してはならないのです。

 

まとめ

相手が学生であろうと社会人であろうと、敬語を使われてムッとする方はいません。

 

誰もが読みやすい文章を目指すのであれば、必要不可欠な要素といえます。

 

とはいえ、ここでの内容は、特に難しい話をしているわけではないので、文末が間違っていればすぐに手直しができると思います。

 

タメ語になっている文章があれば、文末を「です」「ます」に変えるだけで、文章は一般レベルに引き上がります。

 

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