読みやすい文章の書き方講座、第2回の記事になります。

 

目次

読みやすい文章の書き方講座 第1回『文末は「です」「ます」で統一する』
読みやすい文章の書き方講座 第2回『「ら」「い」抜きで書かない』
読みやすい文章の書き方講座 第3回『句点と読点の正しい打ち方』
読みやすい文章の書き方講座 第4回『5W1Hとは?順番や意味は?』
読みやすい文章の書き方講座 第5回『重複表現、二重表現がないかチェックする』
読みやすい文章の書き方講座 第6回『カタカナ表記にする言葉は外来語、効果音』
読みやすい文章の書き方講座 第7回『漢字は少なく「ひらがな」を主体にする』
読みやすい文章の書き方講座 第8回『段落の意味、つけ方を覚えて文章をまとめる』
読みやすい文章の書き方講座 第9回『名詞や動詞を際立たせて、形容詞、副詞をなくす』
読みやすい文章の書き方講座 最終回『推敲を繰り返すだけで文章は良くなる』

 

『ら』『い』抜きの言葉は敬語ではない

正しい日本語で書かれた文章が、必ずしも読みやすい文章ではない・・・という話を最初にしたと思います。

 

飛ばしてしまった方は、こちらの記事からお読みください▼

文章の書き方を学ぶにあたって

 

意見を変えるつもりはありません。とはいえ、正しい日本語で書かれた文章のほうが読みやすくなるのも、また事実です。

 

もちろん、教授と呼ばれるほどに知識を高める必要はありません。

 

必要なのは、一般レベルの言葉遣いです。

 

これがなければ、敬語で文章を書くことができないからです。

 

そして、『ら』『い』抜きの文章は敬語ではありません。

 

敬語を使う理由は、第1回の講座で話した通りです▼

『文末は「です」「ます」の敬語で統一する

 

『ら』『い』抜きの文章は、年齢が若いほどやってしまう間違いです。

 

何故なら、どこが間違っているのか気づかないからです。

 

以下の例文を確認してみましょう。

 

「生徒たちは、全員参加で会議に出席してました。それぞれの意見が食い違ってるので、考えれる原因を突き止めたかったのです」

 

確かに、文章としては読めます。しかし、何度読んでも子供っぽい文章に感じられると思います。

 

3箇所も『ら』『い』抜きをしているので、文章が走っているのです。

 

1行だけならまだしも、これが永遠に続くと全力疾走で読まされる羽目となります。

 

まるで、子供に急かされて遊園地を回る父親の気分です。

 

結果、読むスピードが自然と早くなってしまい、読み手はなんとなく目を通しただけになってしまいます。

 

おそらく、内容はそれほど伝わっていないと思います。

 

『ら』『い』抜きが生きてくる文

文章で抜いてはいけない『ら』『い』ですが、それが生きてくる文もあります。

 

それは、台詞です。

 

小説などで、登場人物が語る文のことです。

 

ここがすべて『ら』『い』入りで書かれていると、リアリティに欠けてしまいます。

 

何故なら、日常会話で『ら』『い』を入れて喋っている方はいないからです。

 

台詞とは、登場人物の性格や個性を表現する大事な文です。

 

そこに信憑性の欠けた言葉を並べるのはナンセンスです。

 

まとめ

敬語を使えば、不愉快に思う方はいません。

 

違和感を与えてしまう『ら』『い』抜きの文章は、敬語ではないのです。

 

この必要最低限の正しい日本語を知っていれば、あとは難しい言葉や表現を知らなくても読みやすい文章は書けます。

 

とはいえ、文章に興味を持ったのなら、どんどん知識を増やしていくべきだと思います。

 

常識的な敬語とは、何も『ら』『い』抜きだけではありません。

 

語尾に『っす』を入れる言葉も、決して敬語ではありません。

 

「マジっすか!?あざーっす!」

 

目上の方が聞けば、「馬鹿にされたのだろうか?」と怒りを覚えてしまうのも無理はありません。

 

また、通じない敬語も存在します。

 

「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」

 

これは、もっとも気になる接客時の言葉だといわれています。

 

大方の意見では「よろしかった」ではなく、「よろしいでしょうか」が正しいと思われています。

 

ところが、日本語の専門家の中では、「これを100%間違いとも言えない」と論じた方もいるのです。

 

では、文章に起こす時、どちらの言葉で書くのが適切でしょうか?

 

答えは「よろしいでしょうか」です。

 

理由はたった1つ、誰もが読みやすい文章だからです。

 

賛否両論ある言葉より、誰もが正しいと思っている言葉を選んだほうが、結果的に読みやすい文章となるからです。

 

こういう問題は、文章を書く時にたびたび生じる悩みだと思います。

 

どちらの言葉を選ぶべきか悩んだ時、誰もが読みやすい言葉、または正しいとされている言葉を選ぶようにしましょう。

 

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