読みやすい文章の書き方講座、第6回の記事になります。

 

目次

読みやすい文章の書き方講座 第1回『文末は「です」「ます」で統一する』
読みやすい文章の書き方講座 第2回『「ら」「い」抜きで書かない』
読みやすい文章の書き方講座 第3回『句点と読点の正しい打ち方』
読みやすい文章の書き方講座 第4回『5W1Hとは?順番や意味は?』
読みやすい文章の書き方講座 第5回『重複表現、二重表現がないかチェックする』
読みやすい文章の書き方講座 第6回『カタカナ表記にする言葉は外来語、効果音』
読みやすい文章の書き方講座 第7回『漢字は少なく「ひらがな」を主体にする』
読みやすい文章の書き方講座 第8回『段落の意味、つけ方を覚えて文章をまとめる』
読みやすい文章の書き方講座 第9回『名詞や動詞を際立たせて、形容詞、副詞をなくす』
読みやすい文章の書き方講座 最終回『推敲を繰り返すだけで文章は良くなる』

 

ひらがなをカタカナ表記にする理由

カタカナ表記とは、文字通りカタカナで書き表すことです。

 

ひらがなとカタカナを使い分けることにより、文章がより見やすくなります。

 

外来語をカタカナ表記にする

外来語とは、日本語ではない言葉を指します。

 

そのまま、『America』と書いても間違いではありませんが、日本人で横文字に慣れている方は少ないです。

 

外来語をすべてアルファベット表記にされると、相手は英文を読まされている感覚に陥ります。

 

英語が堪能の方なら問題ありませんが、そうでない方のほうが多いです。

 

なので、外来語はカタカナ表記にすると見やすくなります。

 

「私は、アメリカに行ってきました。最先端のコンピュータを視察するためです」

 

ここを『あめりか』『こんぴゅーた』と書いてしまうと、前後のひらがなと見分けがつかなくなります。

 

カタカナ表記は、ひらがな表記が主体である日本の文章を見やすくしてくれるのです。

 

効果音や俗語をカタカナ表記にする

外来語だけでなく、カタカナ表記にすることで文章を見やすくする言葉があります。

 

「池に巨石を投げ入れると、ばしゃーんと大きな音がした」

 

上記の例文に誤字はありませんが、どうしても『ばしゃーん』という部分を見入ってしまいます。

 

動作などの効果音を文章にするとき、ひらがな表記だと流れの悪い言葉になります。

 

ここを『バシャーン』とカタカナ表記にすると、メリハリのある文章に見えます。

 

また、若者言葉の『ガチ』『マジ』などもカタカナ表記にすると分かりやすくなります。

 

つまり、正しい日本語ではない言葉を書き出すとき、カタカナ表記が役立ちます

 

日本語でもカタカナ表記にする

文章の作り方によっては、カタカナ表記に変えたほうが良い場面もあります。

 

「桃太郎のお供は、犬、猿、雉だった」

 

『ももたろう』の物語を知っている方なら、最初の言葉で予想することができますが、『雉』だけを書かれていたら、読める方はどれほどいるでしょうか?

 

動物を漢字以外で表現するときも、カタカナ表記のほうが見やすいです。

 

日本語を外来語に変える

「歌を歌うのが好きなので、歌手を目指します」

 

上記のような文章を目にしたとき、どう感じるでしょうか。

 

文章としては間違いではありませんが、やはり『歌』という漢字が3つもあるのが気になります。

 

文章のバランスを重視するのであれば、1つ抜くだけでも文章の見栄えが良くなります。

 

『歌手』を『シンガー』と直すだけでメリハリのある文章に見えるだけでなく、ミュージシャンを目指している印象をより強く感じることができるのです。

 

まとめ

カタカナ表記をうまく使いこなすことで、文章のバランスがよくなることが分かったと思います。

 

ただし、むやみに使用するのは危険です。

 

「勝負に負けたことにより、財閥はコテーンと潰れた」

 

この文章を読んだとき、新たな単語と出会った気分になったはずです。

 

補足をしておきますと、『コテーン』とは転ぶことを動詞にした表現らしく、それをカタカナ表記にして書き出しているのです。

 

あまり聞きなれない動詞をカタカナ表記にしてしまうことで、『コテーン』を新たな単語として誤解した方が多いはずです。

 

無論、『コテーン 言葉』とインターネット検索しても、まったくヒットしない造語となります。

 

さて、聞いて驚かないでください。この文章は、実際に存在している一流企業が使用した文章なのです。

 

そこにはプロのライターがいるわけではないので、こういう間違いが起こったのだと思います。

 

この例でお分かりの通り、カタカナ表記は言葉の印象を強くさせる効果もあります。

 

むやみに使用することで、文章全体のバランスが壊れてしまうので気をつけましょう。

 

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